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Photo_flower_18  前回は大儀に殉じた男の中の男、今回は小義すら殉じることままならぬわれら、凡人の本音です[E:gawk]。ホームレスの方の傑作があります。「人はパンのみにて生きるにあらず われはパンの耳にて生きるなり」[E:think]。パンの耳かどうかは別として人は食わねばならない。社会生活を送るなら一定の体面も保たねばならない、現代を生きる人々はどんな生活を送っているのか、ちょっとのぞいてみます。お堅い「労働運動総合研究所」の調査です。

1)首都圏・若年単身労働者「最低生計費」試算(25歳男を想定―2008年7月)

 結論から言えば月232、658円(税・保険料等込み)です。時給換算1、339円。同モデルでの生活保護費、172、776円。一見かなり差があるようですが生活保護所帯は税金・保険料等は免除され、医療費も現物が扶助されます。これらを先の「最低生計費」232、658円から差し引くと実質、172、873円、ほぼ生活保護費と同額です。そして驚くべきことに「平成16年国消費実態調査」によると、若年単身所帯の54.0%がこの「最低生計費」を下回っているそうです[E:think].。これには住居費54、167円が含まれていますのでそれを引くと118、706円となり、これで一月暮らすことになります。パラサイトや晩婚が増えるはずですね。「最低生計費」算出の中身ですが、食事は朝夕自炊、昼は500円の弁当、友人との会食月3回。新聞は朝刊のみで本は2ヶ月に一冊の購入。車もなし。おもしろいのは外出着は標準であっても下着類は最低のもの。むやみに脱いだらいけません[E:wink]。家具や食器など家内で使うものは最低価格で算定してあります。涙ぐましい努力です。なにせ「最低生計費」です。

(2)首都圏・その他の所帯「最低生計費」試算

● 30歳代母親と未婚子1人世帯(38歳と13歳・女を想定―2008年12月)

 350、512円(税・保険料等込み)と(1)より相当上がります。当然ですね。食べ盛りの子がいて教育費もかかります。ただ税金・保険料等を引くと消費できるのは272、044円となります。算出の中身ですが(1)とほぼ変わりません。ただ友人との会食は月2回で、刺身天ぷら膳とビール中びん2本と細かいです。もっと飲みたかったらラーメンに[E:weep]。子供との会食は月1回のハンバーグランチ、きっとお母さんたちは友人との会食を削って子供としてあるのだと思います。住居費も首都圏では最低の60、417円です。年2回の子供との日帰り旅行はうれしいものでしょうね。[E:cat]単価は一人15、000円ととても遠くまでは行けませんが。子供の塾も計算されていません。車もなし。生活保護費は同条件で226、337円となります。これも「最低生計費」からは給食費や医療費を払うことになりますからあまり変わらないのではないでしょうか。

● 高齢単身所帯(練馬区居住の75歳女性を想定―2008年8月)

 結論を言えば206、189円です。上記2所帯と比べ最低です。ここから最低見積もりの住居費52、083円、税・保険料等16、000円を引けば138、106円、ここから光熱費、多いであろう医療費などすべてを支払うことになります。旅行・映画等のレジャー費としては月5、333円を見込んであるだけです。友人との会食、月4回はうれしいでしょうね。単価は1回、2、000円ですので寿司屋というわけにはいかないでしょうが。同条件の生活保護費は月130、322円、医療扶助を考えれば保護費より低いと言えるでしょう。ご承知のように高齢所帯の生活は厳しいものがあります。70歳以上単独世帯の所得階層別分布を平成12年と平成17年とで比較すると、平成12年にはもっとも多いのが100~150万未満ですが、平成17年にはそれが50~100万未満へと低下しています。年間100万円未満での生活、驚くべきことだと思います。そして「最低生計費」約247万円以下の割合はいくらだと思われますか。平成12年は82.5%、平成17年ではなんと83.5%。(厚労省「国民生活基礎調査」より)。「清貧」などというきれいごとではとてもおさまりません。「ジジ・ババは早く天国へ」が政治の本音とは思いたくないですが[E:angry]。

(3)世界の人の「幸福度」

 上記試算はもちろん一定のモデルを定め、平均的な数値によるものですが大きな参考になると思います。東京を中心とした首都圏が対象ですので地方都市ではもっと低額になるのは言うまでもありません。日本は戦後しゃかりきにがんばって今や世界第2の経済大国。国民はそれを実感しているのでしょうか。GDPならぬ「幸福度世界地図」というのがあります。英レスター大の社会心理学研究者が様々な指標を使い、ずばり世界の国民の「幸福度」を表したものです。もちろん指標の扱いにより違った結果がでるのは予想できますし、評価も様々でしょうが、一つの参考にはなると思います。2006年発表では日本は178カ国中、なんと90位[E:coldsweats01]。(1位はデンマーク)。国の繁栄が国民一人一人の幸福につながる国をセツにセツに望みまする。

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2009.03.30 / Top↑

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